歯周病は初期の段階で治療すれば元通りに治せることがほとんどですが、症状が進行していくと歯を支える組織が破壊されて元の状態に戻らなくなります。
また、初期の段階では自覚症状がないことが多いので、なかなか自分で気付けません。
そのため定期的に
歯周病の検査をしておくべきなのです。
そこで今回は、
歯周病の検査方法について解説していきます。
▼歯周ポケット検査
歯周ポケット検査は、歯石の有無や歯肉の内側の部分の炎症、歯根の状態などを確認することができ、それらを総合的に評価して
歯周病の進行具合を調べます。
歯周ポケットの深さが3㎜以内であれば正常、4~5㎜は初期~中等度の
歯周病、6~9㎜は中等度~重度の
歯周病、10㎜以上は重度の
歯周病となります。
▼口腔内写真撮影
歯周病の場合は歯肉の腫れや出血、膿などなどが見られ、歯石やプラークが付きます。
口腔内の写真を撮ることでそれらを確認することができます。
▼エックス線検査
歯肉を見ただけでは歯を支えている部分を確認することができないので、エックス線で見えないところを確認します。
▼歯の動揺度検査
歯の動揺度で
歯周病の進行具合をチェックします。
歯がほとんど動かない場合は正常、前後に動く場合は初期の
歯周病、前後・左右に動く場合は中等度の
歯周病、前後・左右・上下に動く場合は重度の
歯周病となります。
▼まとめ
今回は
歯周病の基本的な検査方法をご紹介しましたが、歯医者によって他の検査を行う場合もあります。
自分が
歯周病かどうか確認したいという方は、ぜひ当院にお越しください。